雨漏り補修完全ガイド!原因から対処法まで
今回のブログでは、雨漏りの原因、応急処置の方法、そして一般的な補修工事の内容や費用相場についても詳しく解説いたします。
刈谷市・安城市・知立市の外壁塗装・屋根塗装と雨漏り専門店の株式会社エムアールです!
雨漏りが起こると住宅にとって大きな問題が起こっていると皆さん思われるでしょう。しかし雨漏りは、室内で確認できるほどになるまでにすでに建物の内部で起こり始めていることが考えられます。雨が止めば治まるからと軽く考えず、適切な修繕を行いましょう。
目次
雨漏りの主な原因
屋根材の劣化・破損
屋根材は常に紫外線や風雨にさらされているため、経年劣化が避けられません。また、強風や台風などによる飛来物の落下で破損する場合もあります。以下のような症状も雨漏りの原因となり得ます。
- 瓦や屋根材のひび割れ・ズレ・欠損
- 金属屋根の錆びや穴あき
- 屋根材の浮きや剥がれ
- 屋根板金や谷樋といった付帯部の錆や穴あき
- 瓦屋根の漆喰の劣化
防水層の劣化
三角ではなく平らな屋根(陸屋根)や屋上のある建物は屋根材ではなく防水が施工されています。どのような防水工事が施工されているかによりますが、一般的な耐久年数は10年~長くても20年ほどです。屋上は特に直射日光の当たりやすい箇所でもあるので、周辺環境によっては思うより早く劣化する場合もあります。
また、ベランダやバルコニーに施工されている防水層が劣化は、室内への雨漏りの原因になりやすいといえます。特に増築などで後から開口部を増やした場合は雨漏りが起こりやすいようです。
雨樋の詰まり・破損
雨樋が詰まると、水が正常に排水されず溢れてしまい屋根や外壁への影響が高まります。落ち葉やゴミによる詰まりは意外と多い原因です。
外壁のひび割れ
外壁のクラック(ひび割れ)から雨水が浸入することもあります。特に窓周りといった開口部は建物の揺れや歪みによってひび割れが起こりやすいといえます。
シーリング(コーキングの)劣化
天窓がある家や屋根の形状が複雑な家、増改築部分は接合部分から雨漏りが発生しやすくなります。窓や天窓などは外壁や屋根に穴を開けて設置しているので、室内と室外が繋がっています。そのため、窓と外壁の隙間を埋めるシーリング(コーキング)が劣化すると雨漏りに直結してしまいます。
雨漏りのサインを見逃さないために
早期発見が被害を最小限に抑える鍵です。以下のような症状があれば、雨漏りの可能性があります。
- 天井や壁にシミや変色がある
- 天井からポタポタと水が落ちる音がする
- 壁紙が浮いている、膨れている、剥がれてきた
- カビ臭いにおいがする
- 雨の日に湿気が増す
- 天井裏で水の音がする
応急処置の方法
雨漏りを発見したら、業者が来るまでの間に以下の応急処置を行いましょう。
室内での応急処置
水を受け止める
バケツやタオルで水を受け止め、床や家具が濡れないようにし新聞紙やブルーシートで周辺を保護しましょう。
家具や家電を移動
濡れては困るものを安全な場所に移動させます。特に電化製品は漏電の危険があるため、コンセントを抜いて移動させることが理想的ですい
雑巾やタオルで水分を吸収
床や壁に染み込んだ水分は、こまめに拭き取ることでカビの発生を防ぎましょう。できるだけ乾燥させることが大切です
屋外での応急処置(晴れた日に実施)
※高所作業は危険です。無理をせず、可能な範囲で行ってください
ブルーシートで覆う
雨漏り箇所が特定できれば、ブルーシートで一時的に覆います。重しやロープでしっかり固定し、風で飛ばされないようにしましょう。
防水テープで応急補修
小さなひび割れには防水テープや市販のシーリング(コーキング)材で埋めることができます。ホームセンターで購入できますが、乾いた状態で行う事が必要です。どちらもあくまで一時的な処置です。
【注意】応急処置はあくまで一時的なものです。根本的な解決には専門業者による補修が必要です。特に以下の場合は、すぐに業者に連絡しましょう。
- 広範囲にわたって雨漏りしている
- 天井が大きく濡れている
- 高所での作業が必要
雨漏り補修の工事内容
屋根の部分補修
工期: 1〜3日程度
主な工事内容
- 破損した瓦や屋根材の交換、軽度なひび割れの補修
- 屋根材のズレの修正と固定
- 棟板金の交換や固定、釘の保護
被害が局所的で、該当箇所が原因と思われる場合に有効です。築年数が浅く他に原因が考えられない場合、比較的費用が低いため施工しておいてもいいでしょう。
屋根の葺き替え工事
工期: 1〜2週間程度
主な工事内容
- 既存の屋根材をすべて撤去
- 防水シートの張り替えと新しい屋根材の設置
- 雨樋の交換(既存の屋根材と共に撤去が必要な箇所)
屋根全体が劣化している場合や、屋根材の下に施工されている防水層まで劣化が進んでいる場合に適しています。また、塗装に不向きな屋根材の場合は葺き替えもしくはカバー工事が必要です。
屋根のカバー工法(重ね葺き)
工期: 1〜10日程度
主な工事内容
- 既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法
- 既存の屋根材の上に新しい防水シートを設置
- 軽量な金属屋根材を設置(重量による負荷の軽減)
既存の屋根から金属屋根に変えたい場合はカバー工事が適しています。屋根全体が劣化している場合、処分費などがかからない分、葺き替えよりも費用を抑えることができます。また、塗装に不向きな屋根材の場合は葺き替えもしくはカバー工事が必要です。
ひび割れの補修
工期: 1〜5日程度
主な工事内容
- パテ材でひび割れを埋める補修
- 大きいひび割れはモルタル材などで成型
ひび割れのみを補修したい場合や費用を抑えたい場合に適しています。外壁や屋根が劣化症状によりひび割れている場合は、数年以内に塗装などの工事が必要であることを考えておきましょう。
防水工事
工期:2〜5日程度
主な工事内容
- 既存の防水層の補修
- 新しい防水層の施工
- 排水口の清掃・修理・交換
ベランダやバルコニーからの雨漏りが原因である場合や防水層にひび割れや劣化が見られる場合に必要です。
雨漏り補修の費用相場
部分補修
- 簡易的な補修: 5万円〜15万円
- 屋根材の部分交換: 10万円〜30万円
- 雨樋の修理・交換: 3万円〜20万円
- 外壁のひび割れ補修: 5万円〜15万円
大規模補修
葺き替え工事:80万円〜200万円
- 瓦屋根の葺き替え工事:100万円〜200万円
- カラーベスト屋根:80万円〜150万円
- 金属屋根:70万円〜120万円
屋根のカバー工法: 60万円〜150万円
ベランダ防水工事: 10万円〜50万円
※工事箇所の広さや施工方法によって変わります
費用を左右する要因
- 屋根の面積や形状の複雑さ
- 使用する材料のグレード
- 足場の設置が必要かどうか
- 下地の劣化状況
- 地域や業者による価格差
業者を選びの注意点
雨漏りの補修は少額の補修作業から大規模な修繕工事までさまざまです。信頼できる業者を見つけ、損をしない工事を契約しましょう。
複数の業者から見積もりを取る
応急処置が必要な場合や、現場ですぐに対処できる作業をのぞいて、大規模な修繕や高額な費用を提示された場合は3社程度から見積もりを取り、内容を比較しましょう。中でもなぜその工事が必要なのか、工事の内容や方法、費用の内訳を分かりやすく説明してくれる業者が信頼できます。
実績と資格を確認
- 施工実績が豊富か
- 建設業許可や各種資格を持っている作業員が施工するか
- 保証やアフターサービスがあるか
現地調査をしっかり行う業者を選ぶ
電話だけで見積もりを出す業者や、電話口の話のみで原因を判断する業者は避け、実際に現地を見て補修方法や金額を提示する業者を選びましょう。「今日契約すれば安くする」などと急がせる業者には特に注意が必要です。また電話口で金額を提示されても、現地で「思ったのと違った」と高額な費用を要求される場合もありますので作業前に請求額を確認し、無理に補修を依頼しないようにしましょう。
エムアールの雨漏り補修
雨漏りは原因の特定が難しい補修工事です。どこを直せばいいかわからないまま、とりあえずの施工をしてしまうと何度も複数の箇所をなおすことになり、費用も期間もかかってしまいます。すぐに伺います、ではなく「すぐなおります」という言葉には要注意です。
エムアールの雨漏り一発解決率は約80%、解決まで数か月や1年かかったケースもありますが完全解決率はほぼ100%です。雨漏り補修はなにか作業を行うことが完了ではなく、雨漏りが完全になくなることが解決です。エムアールは「解決」までとことんお付き合いいたします!
過去の雨漏り修繕・補修工事
・散水調査
原因と考えられる箇所が見当たらない場合は、散水調査を行い水の侵入経路を調べます。
・シーリング補修
雨漏りの原因で最も多いともいえるのが、窓周りシーリングの劣化です。即日対応できる場合もあります。
・棟板金釘頭処理
板金を固定している釘の錆や浮きが原因と考えられる場合の補修です。
・棟板金交換
棟板金の傷みが酷い場合や凹み、ズレなどが起こっている場合の補修です。
・瓦屋根漆喰補修
漆喰の劣化により隙間ができることなどが原因で雨水の侵入口となり雨漏りが起こる場合があります。
・破損屋根材交換
強風や台風などによる飛来物での破損や、劣化によるひび割れが原因で欠けや割れ、ズレが起こります。破損箇所のみ交換することが可能ですが、色の差やメーカー独自の製品の場合は入荷が難しい場合があります。
・雨樋・谷樋交換
雨樋に穴が開いてしまったり、一部なくなってしまったり、外れてしまったりと様々な状況でのお問合せをいただきます。一部補修や、雨樋全体の交換、固定金具のみの交換も可能です。
【施工前】
【施工後】
・ベランダ防水(新規ウレタン塗膜防水)
戸建て住宅のベランダはウレタン塗膜防水が施工されていることが多いです。ウレタン防水は非常に耐久性に優れていますが、防水層は紫外線に弱く表面を保護しているトップコートの劣化に注意が必要です。防水層が劣化してしまっている場合は、新しい防水層を施工する必要があります。
・屋上防水(シート防水)
シート防水は防水層の劣化だけでなく、膨れやシートの切れなどの劣化が起こります。劣化状況に応じて部分補修が可能な場合もあります。
・屋根カバー工事
塗装に不向きな屋根材はカバー工事を行う必要があります。葺き替え工事は屋根材の処分費などが必要なためカバー工事よりも費用が高くなります。屋根が重くなることによる建物への負荷を少なくするため、耐久性が高くて軽い金属系の板金屋根材を施工します。
・室内補修(クロス貼替・天井張替えなど)
マンションの退去修繕などの施工も行っておりますので、天井や壁紙の張替えなど室内の補修も承っております。
まとめ
雨漏りは早期発見・早期対応が大切です。小さな雨漏りや雨が止んだら治まるからと放置してしまうと、柱や梁といった建物の構造材が腐食し、修復に高額な費用がかかってしまいます。
①雨漏りのサインを見逃さない
②雨漏りを発見したら、応急処置をして即日もしくは数日以内に業者に連絡
③大規模な修繕は複数の業者から見積もりを取り、信頼できる業者を選ぶ
④建物全体を定期的にメンテナンスすることで雨漏りを予防する
大切な我が家を守り安心して住み続けるためにも、メンテナンスと早めの対応を心がけましょう。不安なことがあれば、専門業者に相談することをお勧めします。
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