【施工事例】カバー工事が必要な屋根材「コロニアルNEO」の施工(刈谷市N様邸)

御見積をご依頼いただいたお客様からたびたびご相談いただくのが「屋根のカバー工事」についてです。今回はエムアールで施工を賜った「屋根カバー工事」についてご紹介いたします。

刈谷市・安城市・知立市の外壁塗装・屋根塗装と雨漏り専門店の株式会社エムアールです!

お住まいの建物が築20~30年ほどになると、台風や大雨の際に「屋根は大丈夫だろうか?」と不安がよぎることもあるかと思います。屋根のリフォームを調べると、「塗装工事」・「カバー工事」・「葺き替え工事」という3つの選択肢が出てきます。費用や安心面など、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

まずご安心いただきたいのが、現在の日本で最も多く施工されている「カラーベスト」という屋根材は基本的に塗装工事でのメンテナンスで問題ありません。カラーベスト屋根で塗装ができない理由なくカバー工事をすすめる業者があれば、必ず「相見積もり」を取って検討しましょう。塗装工事の相見積もりはいわゆる「セカンドオピニオン」です。遠慮なくご依頼ください。

塗装工事はカバー工事や葺き替え工事よりも費用を抑えられる一方、塗装のできない屋根材というものもあります。その場合は「カバー工事」もしくは「葺き替え工事」となりますが、費用面では葺き替え工事よりもカバー工事の方が費用を抑えることができます。今回は、エムアールにご依頼いただいたカバー工事のご紹介とともに屋根のメンテナンスについてご説明いたします。

 

【現地調査】

刈谷市N様より塗装工事の見積依頼をいただき、現地調査にお伺いいたしました。刈谷市N様邸は「コロニアルNEO」というノンアスベスト屋根材が施工されています。現状で割れや欠けなどは見受けらないため塗装は可能ですが、塗装してもひび割れが発生する可能性が高いためカバー工事をご提案いたしました。

黒ずんでいる箇所は苔やカビの繁殖で、白く見える所は表面の加工がが剥がれて素地が露出している状態です。コロニアルNEOは非常に耐久性の低いノンアスベストの屋根材で、塗装できない屋根材とされています。

―塗装できない屋根材とは?

主に1990年~2004年ごろにかけてアスベストを含まない屋根材として開発され、複数のメーカーより製造・販された商品です。

日本の住宅は古くは茅葺き屋根や陶器瓦が一般的でしたが、明治時代になると「石綿スレート」が輸入されました。セメントに石綿(アスベスト)を混ぜて成型した屋根材で断熱性や耐久性が高く多く普及しました。しかし、アスベストが原因と考えられる健康被害が報告され大きな社会問題となり昭和35年(1960年)に「じん肺法」が施行されました。段階的に規制が進み、2004年(平成16年)「労働安全衛生法施行令」の改正で含有量が1%を超える建設材、資材の製造・販売が禁止され、2006年(平成18年)にはアスベストの含有量が0.1%を超える石綿(アスベスト)含有製品の製造、輸入、使用等が禁止となりました。

2004年の法改正を前に、建材メーカーで1990年ごろから2004年頃にかけてアスベストを含まない(ノンアスベスト)屋根材の製造・販売が行われました。この時期に製造されたノンアスベストの屋根材は耐久性が低いものが多く、施工から8年~10年で多数の不具合が報告され大きな問題となりました。塗装工事は「劣化の進行を防ぐ」ために塗料でコーティングを行うことが主な役割であり、すでに進行してしまった劣化を塗装によって回復させることはできません。そして、建材自体に問題がある場合も塗装によって改善・解決することは不可能なため、不具合が起こっていない状態でも施工後の品質を保証することはできかねる状況です。

―施工数の多い塗装できない屋根材

・パミール:1996年から2008年ごろにニチハが製造販売していたスレート屋根材。屋根材がパイ生地のように剥がれてしまう「層間剝離」という劣化が主な症状です。複数の裁判が起こり耐久性の低いノンアスベストの屋根材が社会問題となりました。

・コロニアルNEO:旧クボタ(現ケイミュー)が2001年から2008年頃にかけて製造・販売していたノンアスベストのスレート屋根材。「変色」や負荷がかかったことが原因ではない劣化による「ひび割れ」の発生が多発することが主な症状です。

【施工方法】

塗装以外のメンテナンス方法としては主に「葺き替え工事」と「カバー工事」があります。葺き替え工事では現状の屋根材を撤去し新しい屋根材を施工するのに対して、カバー工事は現状の屋根材の上に新しい屋根材を被せる施工を行います。そのため、撤去作業や廃材処分費の少ないカバー工事の方が費用も抑えられ工事日数も少なく施工することが可能です。

刈谷市N様邸の屋根はコロニアルNEOに多くみられる「多数のひび割れ」は起こっておらず塗装が可能な状態でした。しかし、塗装によって屋根材の強度を高めることはできないため、塗装を行ってもひび割れが発生してしまう可能性が非常に高いと言えます。屋根は頻繁に目にする箇所ではありませんので、ひび割れが起こるのを待ってからカバー工事をしようと思っても気づく前に雨漏りなどに繋がってしまうことも考えられます。メンテナンスを行うのであれば現状でカバー工事を行う事が安心だと考えます。

【施工詳細】

屋根カバー工事

費用:約110万円

※塗装工事と一緒にご依頼いただいたため、廃材処分費や現場管理費などの諸経費を含みません。

【工程】

防水シートを取り付けるため、板金などを一度撤去します。

屋根裏にこもった熱や湿気を外へ放出するための換気口を確保します。

 

 

屋根材の下にルーフィング(防水シート)を施工します。

屋根材(tルーフ/LIXIL)を施工します。

 

換気口の下地をつくり換気口カバーを施工します。

 

屋根の繋ぎ目を塞ぐ棟板金を施工します。一階部分の屋根もカバー工事を行いました。

 

―最後に―

カバー工事は塗装よりも費用の掛かる工事であるため、簡単おすすめすることはできません。しかしその必要があればお客様からご要望がなくてもご提案させていただきます。塗装工事で対応できない理由や塗装した場合のリスクもご説明させていただきますので、しっかりとご検討いただければと思います。無理に施工をすすめすることはいたしませんので「他にも見積りをとって比較したい」、「他の会社にも話を聞いてみたい」、「数年様子を見てから施工したい」など遠慮なくご希望をお伝えください。

エムアールは現地調査の写真をまとめた「建物診断書」を御見積と一緒にお渡しいたします。ご自宅が今どんな状況なのか、本当に工事が必要か、内容に見合った金額か、ご家族でじっくりご検討いただきたいと考えています。部分的な補修から全体的なメンテナンスまで、お客様のご状況や建物の状態、ご予算に合わせて柔軟にご提案・対応させていただきます。お見積り提出では、金額だけでなく作業工程や作業内容もしっかりとご説明いたしますので、初めての方もどうぞご安心ください。お家の心配事があればまずは無料の建物診断をご依頼ください!

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この記事を書いた人

株式会社エムアール

愛知県刈谷市を中心とした外壁塗装専門店。創業2005年/設立2010年 私達がお客様に提供するのは『安心』です。 『全てはお客様からのありがとうのために!』 よりお客様のために。より職人が輝ける業界にするために、「高品質で適正価格」を目指しております。 <許可・資格>愛知県知事許可(般-3)第69503号 窯業系サイディング診断士/外壁劣化診断士/雨漏り診断士 <加盟団体>刈谷商工会議所会員/一般社団法人日本リフォーム診断士会会員/NPO法人雨漏り診断士会会員
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