知立市にお住まいのお客様から現地調査のご依頼をいただきました。

刈谷市 知立市 外壁塗装専門店 株式会社エムアール

先日、外壁塗装専門店 株式会社エムアールに折込チラシよりお見積りのご依頼を頂き、 知立市のO様邸に現場調査に行ってまいりました。

知立市O様のご希望の塗装箇所は、外壁と屋根です。築年数はおよそ21年で、2回目の塗装をご検討されていらっしゃいます。

【屋根】

知立市O様が今回塗装を考えられたきっかけが、屋根がビラビラ剝がれているように見えるとの事でした。早速屋根の調査を行ったところ、使用されている屋根材はニチハ社のパミールでした。パミールは弊社でも度々説明させていただいておりますが、再度ご説明させていただきます。

パミールはアスベストを含まないノンアスベストの屋根材で、アスベスト(石綿)が健康に害を及ぼすことがわかり、使用が禁止された後に販売された屋根材で、1996年~2008年まで販売されていました。(現在は販売されていません)
パミールは経年による劣化で層状剝離という現象が起きてしまいます。層状剝離とは屋根材がミルフィーユ状に剥離してしまう現象で、表面だけでなく、屋根材が徐々に剝がれてしまいますので塗装を行っても塗装した塗膜がすぐに剝がれてしまうため、無駄になってしまいます。

また、層状剝離で剥がれた箇所から雨水が染み込むようになり、屋根の下地木材(野地板)の腐食など躯体に影響を与える損傷に繋がってしまう恐れがあります。また、固定されている釘の耐久性にも問題があり、染み込んだ雨水が釘を腐食させてしまい、屋根材が滑り落ちてしまうといった症状も報告がよく上がっています。

パミールで施工された屋根は塗装を行っても無駄になってしまうため、塗装は出来ません。しかしながら雨水が染み込んでしまうため、何らかの方法で屋根を保護してあげる必要があります。具体的には既存の屋根材(パミール)を撤去して新たに屋根を葺き替える葺き替え工事か、現状の屋根材の上に新たに板金の屋根材を葺くカバー工事かの2択になります。

葺き替え工事が必要な状況は屋根の下地木材(野地板)が腐食してしまっているような状況ではこの工事になります。下地木材が腐食してしまっている状況では、下地木材の交換が必要となるからです。また、屋根の総重量を気にされる場合も葺き替え工事となります。カバー工事は既存の屋根の上に新たに載せていくことになりますので重量は加算されます。(5kg/㎡ほど)日本瓦の重量が50kg/㎡程なので、そこまで大きな負担とはなりませんが加重される事には変わりありません。葺き替え工事のメリットは既存の屋根材を剥がすことで野地板の腐食具合などを目視出来る事です。傷み具合を確認することができますのでより安心したい場合は葺き替え工事をおすすめします。また、屋根材の選定に幅があることもメリットです。板金の屋根材を使用するもよし、現状のカラーベストを施工するもよしで、選択幅があります。反対にデメリットといたしましては費用の高額化です。既存の屋根材を撤去する手間賃や、撤去した屋根材の処分費がかさんでしまいます。また、一度屋根を剝がしますのでその際に雨に降られてしまうと室内に雨漏りしてしまう心配もあります。

カバー工事は既存の屋根の上に新たに板金(ガルバリウム鋼板)を被せていきますので前述のような雨漏りの心配はありません。また。撤去費用が掛からないことで、葺き替え工事に比べると安価に施工することが可能です。工期も葺き替え工事に比べると短縮できるケースが多く、工期が少ない分工賃もやすくなります。また、カバー工事で使用されるガルバリウム鋼板はカバー工事専用で開発された屋根材ですので、屋根に対する要望に特化した材質となっています。・ガルバリウム鋼板の裏側に断熱材が施工されており、断熱効果が高い・紫外線に強く、メンテナンス頻度が少なくて済む。など

デメリットとしましてはカバー工事を行う場合はほとんどがガルバリウム鋼板をカバーすることになりますので選択肢が少ないことです。もちろんガルバリウム鋼板の性能が低いわけではありませんので大きな問題ではないとされる方もいらっしゃいますが、デザイン性は均一化されますので屋根の雰囲気を大きく変えたいなどのご要望にお応えすることは出来ません。

私どものようにリフォーム工事を行う場合は基本的には築10年前後を経過したお家がほとんどですので、カバー工事を選択されるお客様がほとんどです。

知立市O様のお家も築20年を超え、あと20年程保ってくれればよいとの事でしたので、カバー工事をご提案させていただこうと考えております。

【外壁】

知立市O様のお家の外壁はサイディング外壁が施工されており、前回塗装時はクリアー塗装を行われていました。クリアーの塗膜の剝がれや白濁化は見受けられませんが、外壁材に多くのひび割れが発生していました。細かなひび割れがほとんどでしたが東面のサッシ下に大きなひび割れがありました。また西面の外壁に反りが見受けられました。西日が強く当たる箇所ですので劣化が進行しやすい箇所ではありますが、前回塗装時の塗膜がかなり弱っている可能性があり、役割を果たしていないようです。塗膜の役割は紫外線によるダメージを防ぐことと、雨水が沁み込まないようにする防水効果です。雨水が染み込んで湿潤⇔乾燥を繰り返す事で、外壁材は反りなどの変形を引き起こします。ひび割れはその負荷で起きたものだと思われます。
雨水が沁み込まないように塗装による保護は必須です。また、反った外壁材は下地木材にビスで固定し直す事で改善できます。細かなひび割れはサイディング外壁用の下塗り材(微弾性フィラー)で埋めることが出来ますが、大きなひび割れは塗料では埋めることは出来ません。エポキシ系樹脂モルタルで修繕後に塗装する必要があります。

【シーリング】

知立市O様のお家の外壁材の繋ぎ目の目地やサッシ周りに充填されているシーリングに切れ硬化などの劣化症状が見受けられました。シーリングは止水だけでなく、外壁材の動きに追従するクッションの役割も果たします。現状の硬化したシーリング材では役割を果たしませんのでシーリングの打ち替えが必要です。

【鉄部】

知立市O様のお家の雨戸やシャッターボックスなどの鉄部にもチョーキングなどの劣化症状が見受けられました。

鉄部のチョーキングは錆の前兆です。錆発生前に塗装による保護が必要です。

【付帯部】

鼻隠しや雨樋などの付帯部にも劣化症状であるチョーキングが発生していました。また、既存塗膜の透けも見受けられましたので塗装による保護が必要です。

【防水】

知立市O様邸のベランダ床にはFRP防水が施工されています。現状の防水層に浮きや切れなどの症状は見受けられず、雨漏りの心配はありませんが、防水層を紫外線から守るトップコートに劣化が見受けられます。

トップコートの塗り替えを行う事で良好な状態の防水層を維持することが出来ます。トップコートの塗り替えをおすすめします。

【総評】

知立市O様が気にされていた屋根は塗装することができませんのでカバー工事などの工事が必要です。

また前回塗装から10年が経過し、各所で劣化症状が見受けられますので塗装による保護が必要です。

屋根の施工が想定外の費用となってしまいますが、現状のまま放置することは出来ません。これからのライフサイクルプランなどを考慮しながら適切な工事をおすすめします。次回のメンテナンス時期や費用対効果等、知立市O様のご要望に合わせたプランをご提案させていただきます。

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この記事を書いた人

株式会社エムアール

愛知県刈谷市を中心とした外壁塗装専門店。創業2005年/設立2010年 私達がお客様に提供するのは『安心』です。 『全てはお客様からのありがとうのために!』 よりお客様のために。より職人が輝ける業界にするために、「高品質で適正価格」を目指しております。 <許可・資格>愛知県知事許可(般-3)第69503号 窯業系サイディング診断士/外壁劣化診断士/雨漏り診断士 <加盟団体>刈谷商工会議所会員/一般社団法人日本リフォーム診断士会会員/NPO法人雨漏り診断士会会員