トタン

亜鉛でメッキ加工した雨水鉄板素材ですが、近年では使用する住宅が減ってきています。

セメント・コンクリート瓦

『モニエル瓦』とも呼ばれていますが、外見は瓦屋根に近いものに見えますが、セメントやコンクリートを材料にしている屋根材です。

ガルバリウム鋼板

アルミニウムと亜鉛、シリコンによってメッキ加工された鋼板素材です。金属の屋根材では人気が高く、耐久性にも優れています。

屋根はどうやって劣化する？

先ほどもお伝えしましたが、屋根はお家の中で一番紫外線や雨風を最も受ける場所になります。

新築時の塗装が、長い年月をかけて紫外線や雨風の影響により少しずつ塗膜が機能低下し、劣化症状があらわれます。

代表的な劣化症状は、屋根材のひび割れ・コケの付着・色あせです。

（コケ）  （色あせ）（ひび割れ）

これらの症状が出てきた場合、塗装のメンテナンスが必要な時期になった！と認識できるのですが、実際に屋根に登るのは危険ですし、普段見える箇所ではありませんので、ハウスメーカーさんの定期点検時や塗装の見積りを依頼したプロの専門業者にお任せする事をお勧めします。

屋根塗料に特化した塗料

日光を反射させる「遮熱機能」

夏や日差しが強い季節に室内温度が高くなっている原因は、太陽光に含まれる赤外線が建物表面の温度を上昇させて、その熱が家の内部に侵入してくるからです。

特に屋根は昼間の表面温度が60℃以上になる事も多く、天井を通り抜けて２階の部屋へ熱が伝わり、室内温度を上昇させて暑苦しい環境になってしまいます。

遮熱塗料は、その原因である赤外線を反射する事によって塗料や屋根の表面の温度上昇を抑制する効果をもっています。

代表的な塗料：サーモアイF（日本ペイント）、アレスクールF（関西ペイント）、クールタイト（エスケー化研）、GAINA（日進産業）

熱を伝わりにくくする「断熱機能」

遮熱塗料と比べて、断熱塗料は太陽光からの熱源を塗膜に留め込むことで室内に熱を伝わりにくくする機能があります。また、冬の寒い時期は室内温度を外に逃がさないという効果もあります。

代表的な塗料：GAINA（日進産業）、断熱コートEX（東日本塗料株式会社）、キルコート（株式会社シンマテリアルワン）

もちろん上記のような特殊な塗料ではなくても、『高耐久』といわれている屋根塗料は、直射日光に強く長い期間メンテナンスが不要なのでランニングコストも抑える事が出来ます。

一般的に高耐久は15年以上もつ塗料のことをさしており、フッソ塗料や無機塗料が代表的です。

屋根は何色で塗装する？オススメのカラー

塗料が決まった後、次に悩むのは色ですよね。

実際皆さんが屋根塗装をする時どんな色を選んでいるのか、何を基準に色を選ぶのか気になるところですよね。

人気色はグレー系、ブラウン系です。特に新築住宅で建売のお家などを見ると、グレーの屋根が多いと思います。

例えば洋服ですと黒は熱を吸収しやすくて暑くなりすい。逆に白は汚れが目立ちやすいという印象があるかと思います。屋根の色もこれと同じで真っ黒を選んでしまうと紫外線の熱を吸収しやすく、通常の塗料の耐久年数よりも早く劣化が起きてしまう事があります。

また白は汚れ等が目立ちやすくなりますので、こちらもオススメしていません。グレーやブラウン系は黒と別の色を混ぜているので、その点をしのぐことができます。

あとはお家の色がどんな色でも、組み合わせがしやすいというメリットがあります。

オススメのカラーバリエーション

①外壁と同系色で濃色でアクセントをつける

周囲のお家の中で、一軒だけ目立つ・・・というリスクは極力避けたいという方もいらっしゃるかと思います。

特に住宅が密集している地域などのお客様は、隣接している戸建ての色合いにある程度合わせたいと考えられる事もあるかと思います。

気になる場合は、プロの塗装業者に周囲のお家で使用している色を確認してもらいましょう！

全体のイメージを掴むためにカラーシミュレーションを活用しよう

優良な塗装業者であれば、カラーシミュレーションを用いて色選びの相談にのっていただけます。

お家の全景を撮影した写真を使用して、どんな雰囲気のお家にしたいのか時間をかけて決めていきます。

ただあくまでも液晶越しでの色になりますので、カラーシミュレーションである程度色が絞れたら、次は色見本を用意してもらって実際に塗装をしたらどんな色合いになるのか確認する事がベストです！

また、色見本も室内で見るのと外で見ると色味が違って見える事もあります。可能であればいったん家に持っていき、壁にあててみるとよりイメージが湧きやすくなります。

まとめ

屋根の色決めでイメージが湧かなかった、という方でもご参考になりましたでしょうか。

まず塗装が必要な屋根の種類をご紹介させていただきました。該当する屋根であれば、メンテナンスが必要になります。

屋根の塗装を行う場合は、まず塗料から選ぶ事をオススメします。どの機能性を重視するのかという部分と、外壁と耐久年数を合わせる事を考慮して選ぶようにしてください。

屋根の方が耐久性が高い塗料を使用しても、外壁の耐久性と相違してしまっては、それぞれの塗装工事に足場を組む必要があります。

塗料を決めた後、その塗料がどの色に対応しているのか確認しましょう。塗料の種類によっては淡色のみのものや艶消しタイプの塗料もあります。

色はカラーシミュレーションや色見本を活用して、仕上がりのイメージをより明確なものに近づけてください。塗装が終わってから後悔してしまっても、耐久年数の高い塗料を選んだ場合は次のメンテナンスまでその色のままになってしまいます…

また、初めて外壁塗装をされる方ももちろんですが、２回目以降の外壁塗装をご検討されていらっしゃる方でも色決めは悩むポイントです。

悩む事が『当たり前』と考えて、後悔しない納得の色選びを塗装業者と時間をかけて行ってください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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エムアールでは、外壁はもちろん屋根塗装の施工実績も多数ございます。ご成約いただいたお客様のほとんどが色決めに悩まれ、何度もカラーシミュレーションのお打合せをして納得のいく配色を決められています。

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