第十二回「木が傷んでいるようです。塗り替えで治せる?」「追加で費用が増えることは?」

司会:『今週もリスナーの皆さんから頂いた疑問質問にお答えします。今日最初の質問です。「木が傷んでいるようです。塗り替えで治りますか?」というご質問なんですけれども…』

澤田;『うーん…木の傷みの状態によりますね』

司会:『うーん…治らないことも??』

澤田:『治らないこともあります。傷みすぎてる…大体木が傷むっていうのは、表面がガサガサになっていたり、虫に食われるだったり、塗料が剥がれてるとかがあるんですけど…。そういったところで傷みによって塗装で治る場合はもちろん塗装を提案するんですけど、これもうちょっと塗っても木自体がボロボロだなっていう場合は、張替えだったり、上からカバー厚保って言ってトタンを貼ったりですね。そういった方法もありますので、提案もさせて頂くんですけど…やっぱり張替えだったりってなると、剥がしてそれを処分する費用、下地も傷んでたりすると、下地まで剥がして下地をまた組んで、そこからまた貼る、みたいな。なので塗装に比べるとやっぱり費用が3倍、4倍…になったりします』

司会:『わお…。じゃあ木が傷んでしまったという場合はかなり大規模な工事が必要ってことですね』

澤田:『そうですね。木の外壁なんていうのは日本建築の風合がある立派な家が多いんですけど、やっぱりペンキに比べて木の塗料っていうのは、耐久性が5年から7年くらいって言われてまして。普通のペンキですと8年から10年くらいというところで、傷む前に塗り替え、まぁ塗り重ねていくんですけど、メンテナンス費用っていうのは重くかかってくるんではないか、と。ただ定期的にこまめに塗ってあげると、やっぱり20年30年40年と変わらずいい状態を保つことができますので、せっかくご立派なお家ですから、なるべく塗装で定期的にメンテナンスしていくと非常にいいのかな、と思います。』

司会:『そうですよね。こだわって建てられた住宅がきっと多いと思いますので、大事に大事に塗装でもたせてあげるといいですよね』

澤田:『そうですね。』

司会: 「で、木だったら自分でなんとか、ちょっとこれは様子がおかしいぞっていうのが分かりやすいのかなと思うんですけど、そんなことないですか?』

澤田:『えーっと、逆に木の方が、見た目傷んでるかどうかっていうのが分かり辛いのかなっていうのが正直なところで…。分かりやすいところで言えば反り。反っていたり、あと隙間が広がってたり、狭くなってたりだとか。そういったところと、あとは見た目の変色ですね。なので、木に関しては5年から7年くらいでお問合せ頂いて、まぁちょっと状況みて欲しいよ、と言っていただければ。普通の外壁に比べて2、3年早めに診断して頂くと非常によいのかなと思います。』

司会:『もう5年後くらいに最初から計画を立てておいて、お金もキープしておくぐらいの気持ちがいいかもしれないですね。』

澤田:『そうですね。昔工事させて頂いたお客さんで、おばあちゃんだったんですけど。だいたい5年かけて、1周。手の届く高さまで木部用の塗料をぐるーっと暇な時に塗っていられたお客様なんですけど、「やぱり高い部分は危ないということで、エムアールさん、ちょっとやって」と。その壁を見たときに、まったく傷んでいなかったです。』

司会:『はーっ!すごい!おばあちゃんの建物を大切にする気持ちと努力が!!』

澤田:『そうですね。5年くらいされるとちょうど1周されるみたいなんですけど。年中暇なときにやってるよーって言っていて。もちろん素人の仕事なんですけど。逆に言ったら、木部の塗るっていうのは、まぁハケとかで塗るよりもタオルに染み込ませて吸わせるような、そんな感じでも全然問題ないです。』

司会:『へぇー。じゃあ、自分でやる方増えちゃうとエムアールさんのお仕事がちょっと心配になったりも勝手にしちゃいますけど(笑)。自分でやるのもおすすめ??』

澤田;『そうですね。木部に関してはやっぱり危ないところとか細かいところだとか、そういったところはプロに任せた方がいいとは思うんですけど。』

司会:『DIYブームだったりもするので、その一間でちょっと外もメンテナンスして…ってやってくといいかもしれませんね。さて、続いての質問なんですけれども…。これあったら怖いなーって私も思ったのですが。「追加で費用が増えることはありますか?」ということなんですけれども』

澤田:『まぁ、ないといったらウソになりますね』

司会:『はい…』

澤田:『やっぱりあの弊社の場合ですと、基本的に追加がないように最初の見積の段階で全て入れるんですね。で、これは必要ある、必要ないか、というような形で説明させて頂いて、打ち合わせの段階で省いたりすることはありますけれど。例えば、補修をする中で外壁の目視できないような部分で、補修費用が必要になった場合は追加を頂く場合もあります。ただ、基本的にうちの場合は、追加なしで。追加があった場合でも、見落とした場合はうちの責任ということで、追加がないようにやってます』

司会:『それは良心的ですね。』

澤田:『だからうちも見落とすと、サービスになりますからうちも困るので、お互い困らないように最初にしっかりと調査して、こういった費用がかかるとお伝えしたうえでやはり契約する、と。もしどうしても費用をいただかないといけない、という場合も当然あるんですけど、そういった場合は何でこういう追加工事が発生したのか、経緯だったり、これをしないとどうなるかというような内容をしっかり説明して、納得して頂いた上で追加の工事契約を結んで工事します。』

司会:『なるほど、お互い様にね。やっぱり気持ちよく工事をして終えたいですもんね』

澤田:『そうですね』

司会:『ありがとうございます!』

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