刈谷市にお住まいのお客様から現地調査のご依頼を頂きました。

公開日:2022/03/26
最終更新日:2023/06/21

刈谷市　知立市　外壁塗装専門店　株式会社エムアール

先日、刈谷市／知立市　外壁塗装専門店　株式会社エムアールに折込チラシよりお見積りのご依頼を頂き、刈谷市のT様邸に現場調査に行ってまいりました。

刈谷市T様のご希望の塗装箇所は、外壁と屋根です。築年数はおよそ１５年で、１回目の塗装をご検討されていらっしゃいます。

【外壁】

刈谷市T様のお家の外壁にはサイディング外壁が採用されており、触れると指先に粉状の顔料が付着するチョーキング現象と苔の付着が発生していました。チョーキング現象は塗料の劣化で起きる症状で、既存塗膜が弱っていることを表します。

既存塗膜が劣化することで塗膜の役割である防水性能が低下し、外壁材に雨水が染み込むようになります。雨水が染み込み、湿潤⇔乾燥を繰り返すうちに外壁座が反りなどの変形を引き起こすようになってしまいます。

苔の付着も外壁材に雨水が染み込んでいると発生しやすくなります。

刈谷市T様のお家の外壁には、外壁材を守る塗膜が劣化していますので塗装による保護が必要です。大きな反りやひび割れなど重大な損傷は見受けられませんでしたので、規定塗布量を守った３回塗りの塗装を行う事でお家を守ることができます。

【屋根】

続いて調査したのは刈谷市T様のお家の屋根です。刈谷市T様のお家の屋根にはカラーベストが施工されていました。

カラーベストは軽量で人気の高い屋根材ですが、塗装などの定期的なメンテナンスが必要な屋根材です。実際に登って調査した所、苔の付着や退色、一部に屋根材の変形である反りが見受けられました。

カラーベストも外壁材同様に表面の塗膜が劣化することで雨水が染み込むようになり、苔の付着や反りなどの症状を引き起こします。

現状の劣化は程度としては軽微で、カラーベストの差し替えなどは必要ありませんが時間の経過で劣化症状は進行していきます。劣化が進行することで部材の交換などが必要となり、改修費用の増加につながってしまいます。塗装を行う事でこれ以上の劣化を防ぐことができますので早めの対応をおすすめします。

【付帯部】

刈谷市T様邸の破風・鼻隠し・雨樋などの付帯部にも塗膜の劣化の症状であるチョーキングが発生していました。紫外線による劣化を防ぐことも塗膜の役割の一つです。紫外線による劣化で雨樋などは弾力性が失われ、破損しやすくなってしまいます。

チョーキング現象が顕著であると塗料の密着を妨げてしまいます。高圧洗浄で除去し、部材にあった下塗り材（プライマーやシーラーなど）を塗布したうえでの塗装が必要です。

【鉄部】

刈谷市T様のお家の玄関庇やベランダの上部にある笠木板金にチョーキング現象と錆が発生していました。

板金部分のチョーキングは錆の前兆です。防水性能が低下することで雨水が染み込み、錆を発生するようになります。

錆はこのまま塗装を行っても再発してしまいます。ケレン作業で錆落としを行い錆止め塗料塗布後の塗装が必要です。

【シーリング】

刈谷市T様のお家の外壁材の繋ぎ目の目地のシーリングに亀裂が入っています。一般的なシーリングの耐久年数は１０年程で硬化→亀裂→切れ→欠損という段階で劣化していきます。シーリングが切れる事で内部に雨水が侵入してしまいます。外壁材の内側には透湿防水シートがあるため、雨水の侵入→雨漏り、とはなりませんが外壁材を固定する下地木材の腐食など躯体に大きな影響を与える損傷に繋がる恐れがあります。

シーリングの耐久性は充填量が非常に重要で、充填量が少ないと耐久性に不安が残ってしまいます。劣化したシーリングの上に充填しても必要量が充填されず、耐久性に不安が残ったシーリングになってしまいます。

既存シーリングを撤去する事で必要なうちしろを確保することができます。

既存シーリングを撤去して新たに充填する打ち替えが必要です。

【総評】

刈谷市T様のお家は築１５年程が経過し、各所に劣化が見受けられます。部材の交換が必要な程の劣化は見受けられませんでしたが、劣化は徐々に進行していきます。改修費用の増加だけでなく、躯体の強度にも影響を及ぼす可能性がありますので早めの塗装をおすすめします。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□