外壁サイディングの種類を解説!塗り替え費用や注意点、特徴を紹介!

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外壁材にはさまざまな種類があります。なかでもサイディングは「サイディングボード」とも呼ばれ、1960年代ごろから建物の外壁として利用されるようになり今では国内の7〜8割を占めるほど主流となりました。

そこで本記事では、サイディング外壁の種類や特徴について詳しくご紹介していきます。サイディング外壁のメンテナンス方法やリフォームの相場なども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

サイディング外壁の種類

サイディングはいずれも薄い板を並べて外壁に張り付けていき、隙間をコーキング材で埋めて防水加工する工法が施されます。素材は主に4種類にわけられます。それぞれ素材が異なるため、特徴やメリット・デメリットをご説明いたします。

窯業系サイディング

窯業(ようぎょう)系サイディングは、セメント質と繊維質が原料となっています。新築の外壁材にはこの窯業系サイディングが最も多く利用されています。耐震性や耐火性に優れているだけでなく、デザインがレンガ・木目・石調・コンクリートなど豊富にあることから多くのお家の外壁材に選ばれていて4種類のなかで最も主流のものといえるでしょう。

デザインやカラーが自由に選べるだけでなく、張り付けやメンテナンスがしやすく、工期を短くできる点も特徴です。なお窯業系とは、サイディングを窯の中で加熱処理をして製造していることを意味しています。また最近では、ひび割れや色褪せに強い加工がされていたり、雨水で汚れを落とせるクリーニング効果があったり、機能性に大変優れたものもあるためお手入れもしやすくなりました。

【窯業系サイディングの特徴】

■デザイン性が高い厚めのボードの注意点

デザインが豊富にあることが特徴の窯業系サイディングですが、凹凸がはっきりと出せる厚めのサイディングボードはデザイン性にこだわる方に選ばれているようです。しかし凹凸にはホコリや水が溜まりやすく、汚れやすかったり苔が繁殖しやすいため注意が必要です。

■コストを抑えたい方にも人気

比較的安価なものが多いため、外壁材にコストをかけたくない場合に窯業系サイディングを選ばれる方も多いようです。また素材が軽く施工の負荷がすくないため、工期も短くなるメリットもあります。

■メンテナンスはこまめに行う

窯業系サイディングは、素材自体に防水性能はありません。そのため防水と保護の役割を果たしている塗料が劣化してしまうと外壁材自体が劣化してしまいます。定期的なメンテナンスをするのがおすすめです。

金属系サイディング

鉄やアルミニウムなどの金属板に断熱材を補強材として成形し、エンボス加工した外壁材を金属系サイディングといいます。断熱性に優れているだけでなく、発泡樹脂が裏打ちされているので、遮音性も期待できる外壁材です。

他の素材と比較して比較的軽量であるため、現状の外壁の上に取り付けるカバー工法を行っても建物への負担が少ないことから、リフォームでも多く選ばれているのがこの金属系サイディングです。金属質のオシャレなデザインと「くすみ系のカラー」が特徴といえるでしょう。最近の注文住宅では、アルミ・亜鉛・シリコンでメッキ加工した「ガルバリウム鋼板」が、錆びにくいだけでなく耐久性も高いことから人気の素材です。

【金属系サイディングの特徴】

■錆び対策を怠らないようにする

金属系サイディングは、その名の通り金属でできているため錆びに気をつけなければいけません。特に塩害が起きやすい海付では特に注意が必要です。そのため、定期的に高圧洗浄をしたり耐久年数に応じて再塗装をすることでトラブルを未然に防げます。

■メンテナンス周期は他と比較して長め

錆び対策は行わなければいけませんが、他の外壁材と比較したときにメンテナンス周期が長いことも特徴です。お家のメンテナンスにあまり手間をかけたくない方に人気の素材といえるでしょう。

■モダンなデザインが人気

金属素材のため、シャープな雰囲気が特徴の金属系サイディングはモダンな外壁に仕上げたい方に人気です。また最近では、金属の風合いだけでなくレンガ調のものなどデザインも増えつつあり、選択の幅が広がっています。

木質系サイディング

天然木に表面に塗装・不燃処理を施したものが木質系サイディングです。木を利用しているため、木目調の暖かく温もりのある風合いが特徴で、ナチュラルなデザインがお好みの方におすすめのサイディングです。天然木は断熱性にも優れており、見た目だけでなくお家のなかも温かい空間をつくることができるでしょう。

しかし天然木が使われているために、コストは他のものよりも高く経年劣化もしやすいため、こまめなメンテナンスが必要になってしまいます。また吸水性の高い素材なので、塗装も定期的に行うことが必須です。

【木質系サイディングの特徴】

■メンテナンス方法を把握し、小まめに点検も行う

防水塗装の他に行わなければいけないメンテナンスがある場合もあります。木の素材やお手入れ方法をきちんと調べて、お家に適したものや、扱いやすいものを選ぶようにしましょう。

■防火地域では使用可能か確認が必要

防火地域(準防火地域)は都市計画法で「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として指定されているエリアのことです。木は燃えやすい素材であるため、この防火地域に属している場合は、木質系サイディングを使用できないこともあります。事前にお住まいの自治体がどのような決まりになっているのか確認を取りましょう。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂などでつくられた外壁材です。プラスティックと似た素材であるため錆びの心配がありません。日本では1990年代に導入された比較的歴史の浅い素材ですが、耐久性も高く吸水性も低いためアメリカでは以前より人気のある外壁材です。

シーリングを使用せず取り付けられるため継ぎ目にひび割れが発生する恐れがなく、素材に顔料が含まれているため色褪せもありません。金属系サイディングと同様に、軽量な素材であることから重ね貼りをするカバー工法にも適しています。日本ではあまり流通していないこともあり、コストが高くなりがちであることや対応している業者が少ないことが弱みといえます。

【樹脂系サイディングの特徴】

■デザインやカラーが限定されてしまう

日本ではあまり出回っていない素材のため、選べるデザインやカラーも限られています。そのほかの特徴をメリットに感じ、少しコストがかかっても樹脂系サイディングを使いたい場合は、対応している業者を探して依頼しましょう。

 

外壁サイディングの特徴

外壁材にはサイディングのほかに、モルタル、タイル、ALC(コンクリート)があります。これらのなかでも国内トップシェアなのがサイディングで、新築ではほとんどの外壁にサイディングが使用されています。またリフォームにおいても、ほかの外壁材が使われていても張り付けて簡単に施工できるサイディングが人気です。

モルタルとの違いは?

サイディングに次いで多く利用されているのがモルタルです。サイディングは外壁材を張り付ける工法であるのに対し、モルタルはセメントと砂に水を加えて混ぜ合わせ、ペースト状にしたものを職人が手作業で外壁に塗りつけます。それぞれの特徴は以下になります。

【サイディング】

・外壁材(サイディングボード)は工場でつくられるため、品質のバラつきがない

・職人の技術による仕上がりの差が少ない

・工期が比較的短く、工費を抑えられる

・デザインやカラーが豊富にある

【モルタル】

・凹凸があるところや、デザイン性の高い外壁にも対応できる

・継ぎ目のない一枚岩のような美しい仕上がりになる

・職人の技術で仕上がりが左右し、サイディングと比較して工期が長い

外壁サイディングのメリット

サイディングは薄い板の外壁材であるため、軽量なのが特徴です。軽量であるということは建物への負荷がかかりにくいため、建物の耐震性が保たれます。なおサイディングのなかで最も軽量なのが金属系サイディングです。

先述の通り、さまざまなデザインやカラー、質感のサイディングボードがあるため、好みやお家の雰囲気にぴったりのものを探すこともできるのも人気の理由です。またサイディングボードは工場でつくられたものを現場に運び張り付けていくため、取り付けまでは雨風・湿気などの影響を受けにくく取り付けも短い時間で完了することができます。

外壁サイディングのデメリット

サイディングは現在国内で主流の外壁材であるため、デザイン・機能・価格などさまざまな面において強みの多い外壁材です。しかし、防水塗装の経年劣化による定期的なメンテナンスは必要です。また継ぎ目のコーキングの劣化も壁の内側に水が入り込む原因となるため、点検や早めの補修は必ず行うようにしましょう。

 

外壁サイディングのメンテナンス方法

「外壁サイディングはメンテナンスが不要」とうたわれていることもありますが、実際には定期的な点検やメンテナンスが必要です。

メンテナンスの周期

サイディングの寿命は40年ほどといわれています。経年劣化しにくく持ちが良いことが特徴ではありますが、40年持たせるためには新築からは10年程、塗装後は塗料の耐久年数に応じたメンテナンスをおすすめいたします。メンテナンス周期はサイディングの種類によっても異なります。

・窯業系サイディング…10年程度

・金属系サイディング…10〜15年程度

・木質系サイディング…8〜10年程度

・樹脂系サイディング…10〜20年程度

またメンテナンス周期以外でも劣化や破損が見られた場合は、トラブルが起きる前に早めに対処することが大切です。

劣化症状

外壁サイディングが劣化した際にみられる症状は主に次のものがあります。

チョーキング現象

外壁を触った時に白い粉のようなものが手につく劣化症状です。塗料は主に樹脂と顔料でできており、紫外線などによって樹脂が劣化したことで顔料が粉状になることで起こります。

シーリングの劣化

サイディングボードの継ぎ目にはシーリング材が施工されています。シーリングは硬化→亀裂→切れ→欠損と順に劣化症状が進んでいきます。外壁と一緒にメンテナンスすることが大切です。

ひび割れ、浮き

塗料が劣化することで外壁材が吸水し、膨張と収縮を繰り返すことによる負荷でひび割れがおきてしまうことがあります。また、窓周りなどの開口部の角は不可がかかりやすくひび割れが起こりやすい箇所です。塗膜の浮きは施工不良やひび割れと同じように防水性の低下によって起こるといえます。

コケ、カビ

川や森の近く、日当たりの良くない面ではコケやカビが繁殖しやすいといえます。また、先述した通り外壁材の凹凸に汚れや水分が溜まることで苔の繁殖を促してしまうこともあります。

メンテナンス方法

外壁サイディングの主なメンテナンス方法についてご紹介します。

塗装工事

チョーキングが起きた場合や経年劣化による色あせが気になる場合は、塗装工事が必要です。工事内容や建物の大きさによって異なりますが1週間〜10日程度でしょう。

張り替え

補修工事では対応できない劣化や破損がある場合は張り替えが必要です。同じサイディングボードが廃盤になっていて手に入らない場合は、部分的に代用品を使うか全て張り替えることになります。一部を張り替えしたうえで塗装を行う場合は、部分的に見た目が違ってしまう心配はありません。

クラック(ひび割れ)補修

ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下の軽度のひび割れは下塗り塗料で埋めることができ、それ以上のひび割れは補修材を充填することで対応できます。

シーリング補修

シーリングの補修には増し打ちと打ち替えの2種類があります。増し打ちとは既存のシーリングの上に新しいシーリング材を充填する方法で、打ち替えは既存のシーリングを撤去してから新しくシーリング材を充填する方法です。シーリング材の充填量は幅と深さを確保することで既定の量を満たすことができます。増し打ちで十分な量を充填するこはむつかしいため、打ち替えをおすすめいたします。

自分でできる点検やお手入れ

定期的に掃除をすることで、劣化や破損をなるべく抑えることができます。汚れが付着し、劣化が進まないように定期的に中性洗剤と柔らかい布やスポンジを使って外壁を洗うことも効果的です。高圧洗浄をする際は、水圧で塗膜を痛めないように気をつけて行うようにしてください。

 

外壁サイディングの費用相場

外壁サイディングに張り替えるリフォームをする場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。使用するサイディングの種類や工事範囲、業者によって金額はまちまちですが、大まかな相場についてご紹介します。

まず、サイディングの種類ごとの価格相場は以下になります。

種類 1㎡単位の価格相場
窯業系サイディング 4000〜6000円
金属系サイディング 5000〜7000円
木質系サイディング 6000〜9000円
樹脂サイディング 7000〜10000円

最も多く利用されている窯業系サイディングは、価格も一番安価であるため使いやすい素材といえるでしょう。また国内での流通が少ない樹脂系サイディングは窯業系サイディングと比較すると倍近くの値段がかかります。お家全体の外壁に使用すると、価格の差は大きくなるでしょう。

外壁のサイディング材以外にかかる費用

外壁の張り替え工事にかかる費用は材料費だけではありません。工事に携わる職人の人件費、下地処理や処分費も必要になります。外壁の張り替え工事は一般的に以下の項目があり、それぞれに費用が発生します。

・サイディング(サイディングボード)代

・既存のサイディングを解体・撤去・処分する費用

・足場代とシート代

・下地や付帯品(防水シートや板金など)

・シーリング

・運搬費・諸経費・管理費

これらを踏まえると、お家のサイズや外壁面積にもよりますが、一般的な2階建ての戸建住宅の場合は外壁サイディングの張り替え工事には150〜250万円程度が必要になると想定されます。

外壁の張り替え以外の方法の費用相場

しかしお家の状況によっては、張り替えではなくカバー工法とよばれる重ね張りで対応できる場合もあります。その場合は、外壁の撤去作業が不要になるため、相場は100〜220万円程度に抑えることができるかもしれません。

さらに外壁一部のみを修繕する場合は補修工事で対応できることもあり、工事内容により金額に変動はあるものの10〜180万円程度で工事が行えるでしょう。なお、補修程度であれば自分で道具や材料を揃えて対応できないかと考える方もいらっしゃいますが、できれば業者に任せるのがおすすめです。動画サイトなどでDIYの方法が紹介されていますが、お家の劣化状況を正しく見極めて適切な処置をしないと、かえってお家を痛めてしまったり再度工事をする際に不具合が発生する可能性もあります。

費用をおさえる方法はあるの?

少しでも外壁塗装やメンテナンスにかける費用をおさえたい場合には、次の対策がおすすめです。

定期的に点検する

普段からこまめに外壁を目視チェックしたり、定期的に業者へ点検を依頼したりすると、小さなトラブルに早く対処することができます。小さなひび割れや剥がれのうちに補修しておけば、張り替えや塗装工事の際に大掛かりな修繕が必要になるこを防ぐことができます。

補助金や助成金制度について

リフォームで利用できる国や自治体の補助金や助成金制度がある地域もあるようですが、刈谷市・知立市においては有効な補助金や助成金は現在ありません。折込チラシやホームページをチェックしてキャンペーンやセールを行っているタイミングで問合せをすることをおすすめいたします。

耐久性の高い塗料を選ぶ

耐久性の高い塗料は、費用が高くなってしまいますが次の工事までの期間を長くできます。30年で1回塗装するのか3回塗装するのか、総合的に考えたときのコストをおさえる対策になります。

 

サイディング外壁のリフォームにおける注意点

コストを抑えられたり軽量で耐震性が保てたりするなど多くのメリットがあり、国内の戸建で多く使われているサイディングですが、リフォームでサイディング外壁に張り替えることができます。ただし、サイディングもすべてにおいて完璧な外壁材ではありません。サイディング外壁を取り扱う際の注意点を知っておけば、トラブルを未然に防ぎ、美しい状態の外壁が保てます。そこで外壁サイディングのリフォームについて、工事のときや工事後におさえておいた方が良い注意点を以下で詳しくご紹介します。

工期は伸びることもある

工事の工程が他のものより手間がなく工期が短く済むことが特徴のサイディングは、重ね張りをするカバー工法であれば2週間程度、張り替えの場合は3〜4週間程度で工事が完了します。しかし、状況によっては当初の予定以上の期間を要する場合もあります。どのようなケースで遅れが生じるのかを把握しておけば、余裕を持った工事計画が立てられます。

作業が難しい場合

凹凸がある外壁や複雑なデザインの外壁では、外壁材を張り付けるにあたり下準備が必要になることもあるので工期が伸びる可能性があります。

悪天候の場合

サイディイング以外の素材を使う場合にも当てはまりますが、台風や梅雨の時期に工事が行われる場合には、天候によってで作業を中断したりお休みになることもあるでしょう。

リフォーム後も定期的にメンテナンスを行う

サイディングはメンテナンス不要な壁材ではありません。耐久年数が長く、劣化スピードも遅めであることが特徴ですが、長持ちさせるためにはメンテナンスが欠かせません。定期的な塗装工事だけでなく、汚れが気になれば洗浄もしましょう。またひび割れや浮きがないかなどは見える範囲であればセルフチェックも可能です。

サイディングに起こるトラブルを把握しておく

サイディングの主なトラブルは次のものです。これらの症状が見られた場合は、放っておくとさらに悪化する場合もあるため、メンテナンス時期を待たずにできるだけ早めに対応しましょう。

シーリングの劣化

サイディングの継ぎ目に施工されているシーリングは状況や耐久年数によって10年ほどで劣化します。劣化が進むと硬化→亀裂→切れ→欠損などの症状が発生します。

チョーキング

外壁を触った時に白い粉のようなものが手につく劣化症状です。塗料は主に樹脂と顔料でできており、紫外線などによって樹脂が劣化したことで顔料が粉状になることで起こります。

色あせ・変色

紫外線により外壁・外装の色があせたり変色したりもします。退色スピードは日当たりや周辺環境、色などによって異なります。

カビ・コケ・藻の発生

湿気の多い場所や日当たりの悪い箇所はカビやコケや藻が繁殖しやすいです。コケや藻が見受けられた場合は塗膜の劣化が考えられるため、早めに業者に相談して点検してもらいましょう。

ひび割れ・クラック

サイディングは雨水を含むと膨張し、再び収縮します。これを繰り返すことでひび割れが起きることもあります。またサイディングを固定している釘が膨張することで、ひび割れが起きたり外壁材が浮いてしまう場合もあるため注意が必要です。

塗装の剥がれ・膨れ

経年劣化が原因であることがほとんどですが、元々の施工に問題があり発生することもあります。剥がれた状態のままにしておくと、雨漏りにつながる恐れもあります。

反り・浮き・割れ・欠け

表面の防水効果が衰えると、これらの症状が発生することがあります。雨水の浸入だけでなく、腐食の原因になる恐れもあります。

 

外壁サイディングの業者選びをするポイント

サイディング外壁の張り替えや他の外壁材からサイディングへのリフォームをする際、業者へ依頼して行うことになりますが、納得のいく工事を行うために業者選びは慎重に行いましょう。業者選びをする際に覚えておくと良いポイントをご紹介します。

相見積もりを取る

1社からしか見積もりを取らないと、その見積もり内容が相場に対して適切な金額なのかや、必要な工事がきちんと組み込まれているのかが判断できません。そのため、3社程度から見積もりを取り比較することも大切です。

外壁の状態をチェックし、適切な提案をしてくれるかどうかもみる

見積もりを取る際には、リフォームの希望やイメージ、予算を伝えて適切な施工と材料を提案してもらうようにしましょう。想定している工事を適切に行ってもらえるようになるだけでなく、場合によっては、張り替え工事を依頼したものの今回は補修で済むことがわかり、コストダウンができた!となるようなケースもあるでしょう。

外壁のリフォーム実績が多いかどうか

外壁工事を行う業者には、リフォーム全般を請け負っている業者も複数あります。そのような業者に依頼しても問題はありませんが、外壁工事を得意としている業者であれば、専門的な知識が豊富にあったり高度な技術を持っているためより安心です。

保証の有無を確認する

リフォームが完了した後に思わぬトラブルが発生する場合もあります。その際に迅速に対応してもらえるかも重要なポイントといえるでしょう。保証期間がない場合は、トラブルが起きても自費で対応しなければいけなくなる可能性もあるため、確認が必要です。

悪徳業者に注意する

外壁塗装の業者のなかには、不要な工事を提案したり必要以上の金額を請求したりするところも存在します。そのような業者に依頼してしまわないためには、以下のことに注意すると良いでしょう。

・大幅な値引きをしてくる

・メンテナンス不要や通常よりかなり長い耐久年数を伝えてくる

・工期が極端に短い

・見積書に足場組みなど付帯工事の記載がなかったり0円と言ってくる

参考ブログ【外壁塗装のトラブル回避!?悪徳業者の特徴や対策を解説します!】

 

外壁サイディング事例

刈谷市や知立市のお客様を中心に外壁工事を行っているエムアールは、手抜きのない安心できる外壁塗装を得意としています。これまでに行った豊富な施工実績のなかから、サイディング外壁の施工事例をご紹介します。

 

【刈谷市】12年保証のハイブリッド無機塗料を使用した外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/56537/

before after

施工前は外壁にコケや小さなひび割れ、コーキングが見られる箇所がありました。また屋根にも多くの劣化や修繕が必要な箇所があったため、同時に施工をしています。仕上がりは、サイディングをメインに、一部タイルを用いたおしゃれな外壁になりました。12年保証プランのため、施工後もトラブルに対応可能です。

 

【刈谷市】8年保証の高耐久シリコン塗料を使用した外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/53011/

before after

外壁サイディングが経年劣化による、チョーキングが発生していたり、ひび割れ、塗膜の欠けが見られたりしている状態でした。また外壁の継ぎ目であるコーキングにも割れがあります。高圧洗浄で汚れを丁寧に落としたあと、下塗り・上塗りを2回施して新築のような美しい外壁に仕上げました。また屋根や屋根周りも同様にさまざまな劣化が見られたため同時施工を行い、4週間で作業が完了しています。

 

【刈谷市】ハイブリッド無機塗料でタイル調外壁のクリヤー塗装と屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/51977/

before after

サイディングとタイルを用いた外壁ですが、タイルにはチョーキングが起きておらず、サイディングもチョーキングはあるものの、そのほかに大きなトラブルはない状態でした。そのため、タイルにはクリヤー塗装を施し、外壁には丁寧に下塗りと上塗りを施しています。屋根塗装やベランダ防水も同時に行い、コストをおさえました。

 

【刈谷市】ハイブリッド無機塗料で外壁・屋根塗装とガレージ塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/51990/

before after

外壁にはチョーキング現象が見られるだけでなく、下の方にコケが繁殖してしまっている状態でした。また細かなひび割れや目地に切れも見られるため、まずは高圧洗浄でしっかり汚れを落とし、修繕が必要な箇所の補修作業を実施しています。その後、下塗りと上塗りを丁寧に行って仕上げています。また、屋根やガレージ屋根も同時にリフォームをしました。

 

まとめ

外壁材には、サイディングやモルタル、タイル、ALC(コンクリート)があります。そのなかで今回ご紹介したサイディングは、国内の戸建に最も多く利用されている外壁材です。その特徴は、デザインが豊富であり軽量で耐震性も高いうえに、他のものに比べて価格が低いためコストもおさえられるという点があります。

外壁のリフォームを検討している場合、適切な工事が張り替えなのか補修なのか見極めるために業者へ問い合わせ、実際に外壁の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。

お家を少しでも長い期間、綺麗で安心に保つために、外壁のリフォームを検討する際はぜひエムアールへお気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

株式会社エムアール

愛知県刈谷市を中心とした外壁塗装専門店。創業2005年/設立2010年 私達がお客様に提供するのは『安心』です。 『全てはお客様からのありがとうのために!』 よりお客様のために。より職人が輝ける業界にするために、「高品質で適正価格」を目指しております。 <許可・資格>愛知県知事許可(般-3)第69503号 窯業系サイディング診断士/外壁劣化診断士/雨漏り診断士 <加盟団体>刈谷商工会議所会員/一般社団法人日本リフォーム診断士会会員/NPO法人雨漏り診断士会会員